今回購入したのはドイツのHÜLSBERG （ヒュルスベルク）社が作っている、バン用の換気グリルである。取り付け先は、側面の窓にある小さな開閉可能な小窓（スライディングウィンドウ）だ。これは金属のグリルの内側にはネットが張ってあるので虫除けにもなる。また、雨除けにもなるので雨天時の換気も可能だ。取り付けも簡単で、外からグリルをはめ込み、内側からねじで固定するだけである。特別な道具は必要なく車にも細工はいらないため、都度取り外して使用する。
通常、スライディングウィンドウには純正の網戸がある。あえてグリルつきの網戸を購入する理由は二つ。防犯と換気扇設置目的だ。
①防犯
付属の網戸は日中の換気目的での使用には問題ないのだが、車中泊となると不安になる。ただの網戸では、外から容易に手を入れることができる。オートキャンプ場などは入り口にゲートがあるところもあり、不特定多数の人や車が安易に入ってこれる環境ではない。それでも、就寝に不安がないといえばうそとなる。怖いのは野生動物でもなく、虫でもなく、人間である。キャンプ・防犯で検索すると、防犯グッズや恐怖体験のページをそれなりに目にする。やはり、布一枚のテントで丸腰で寝る勇気がない我が家の目指すところは、車中泊キャンプになるのだ。また、道の駅やRVパークもしかりである。この網戸付きグリルなら防犯面に心配することなく、換気したまま就寝できると期待している。
②換気扇
購入のもう一つの理由は換気扇作りである。この車はポップアップルーフ仕様のためルーフベントが仕様できない。Youtubeでこの車種のオーナーさんが換気扇を設置する番組をみた。お湯を沸かしたり簡単な調理をする上で換気扇はぜひとも欲しい設備である。また室内の暑いこもった空気を外に出すだけで快適な空間になるのではとも期待している。どこまで効果のある換気扇設置か分からないが、納車後に挑戦予定である。その設置にこのグリルを使用するため準備した。
このベンチレーショングリルはドイツの商品だが、イギリスのSPACE CAMPER SHOPでオンライン購入する事ができる。注意事項が二つある。一つは、右用・左用があるため、自分のスライドウィンドウが前を向いて運転席に座ったときにどちら側にあるか確認して注文しないといけない。もう一つは同様の商品のT5/T6用ではT6.1には使用できないということだ。T5とT6は同じ型番の商品で使用可能になっている。
