↑
このように、三菱のアウトランダーPHEVの購入予定からはじまり、紆余曲折を経てVW T6.1 California Oceanを購入することで意思が固まった。
しかし、この誰もが予想しなかったコロナでの2020年の幕開けで、欧州でもキャンピングカーの需要が高まり、我々がやっと購入を決断したときには、すでに何ヶ月も先の生産ラインを申し込むのがやっとの状態になっていた。平行輸入業者のオーナーさんは、海外とのネットワークを駆使して、まさかの欧州のドイツでもない、イギリスでもない、英語圏でない国の生産枠を提案してくれた。
今回、我々が注文する生産枠はイタリアだった。初めは目が点になり、あの素敵な陽気で適当なイタリア人・・・・・・、大丈夫か、と不安におもったが。しかし、当たり前だがイタリアで作るわけでもなく、生産地はドイツのハノーファーだと聞き、ひと安心。注文もコンフィギュレーターで作成し決定するので、人為的ミスがはいる過程は少ないはずと信じている。
今まで、国内で輸入車を購入する際、ディーラーでは車種、エンジンの大きさ、色、多少のオプション、またはパッケージ等を選び、そんなに頭を悩ますことはなかった。日本に輸入する際に、ある程度のオプションを装着し、数グレード程度にわけて購入者に選択肢を提供しているのだ。こだわりが強い人や、趣味人には物足りない選択なのだろうが、一般的な購入層には親切なシステムだと思う。
自分の欲しい機能を選べ、余分を削るこの発注作業を行うには経験や知識が必要であり、何度も何度もオーナーさんにご相談させていただき、ああでもないこうでもないという面倒な要求にお付き合いいただいた。何度もコンフィギュレーターで組みなおして提案してもらい、素人ながらにも楽しみながら決めることができた。大変だった反面、まだ見ぬ車にもう深い愛着を感じている。
注文の流れ
①車体をノーマルかエディションで選ぶ
結論からすると、我が家エディションを選んだ。エディションの装備は国によって違い、フランス版エディションにはナビがついたり国によってエディションのパッケージ内容は異なるようだ。イタリア版では18インチのホイールが付いている。後部座席には防音二重ガラス、テールランプなどがダークタイプ、後部外付けシャワーが付いている、後部座席を倒してベッドにするときのマットが附属等・・・(まだあるがきりがないので)、赤文字は初めから希望しているものであり、ホイールも希望のデザインであったので、エディションに決めた。
ただ、見た目が大きく変わり、サイドにのステッカーがつき、ルーフトップやサイドミラーが黒くなったりと、勝手な印象だがちょっとやんちゃな見た目になる。初めはベージュメタリックな色でお上品に乗りたいと考えていたが、この車でラグジュアリーホテルの玄関に横付けするのか?そんなちょっとすました役割を求めた車ではないと思い起こし、エディションに決定。
②エンジンを決める
全てディーゼル。まずはMTかAT。MTは150馬力、150馬力4Motionが選べる。ATは150馬力か200馬力の設定で、両者とも4Motionが選べる。この6種類から選択できる。
英国版Oceanでは150馬力4Motionは選べないので、車を使うシチュエーションを考えエンジンを選択する幅がイタリアでは広い。(なぜ、急に英国版の話をしたかというと、英国は右ハンドルのため日本に輸入されるケースが多いようだ。しかし、速度表示はマイル表示のため、そこがネックになる人もいるかと。ただ、英国版は日本のディーラーで外車を買うときの様に、多くのオプションが初めから付いており、追加するオプションが少ないメリットもあるかと感じた。)
我が家はアウトドアな遊びに入門予定のため200馬力4Motionで決定!
③色を決める
ピュアグレーはエディションの限定色だったので大いに悩んだ。上の写真はピュアグレーである。白もいい!(洗車がつらいので断念)
メタリックインジウムグレーにした。もっと理由があり決めたはずだが、半年も前のことで忘れてしまった。通勤に毎日使用する予定なので、一番運転する人が好む色が一番だと思う。
つづく