↑ 以前、車中泊のトイレについて書いたが。
この手の組み立て式トイレは、袋を便器代わりにするため処理時に大きめな袋をしばって処理する。座って用を足せる安定感はあるが、この袋自体が大きく処理後もかさばるデメリットがある。
普段から自宅の普通車に積んでいる緊急用トイレ用品がある。「緊急ミニトイレ」である。実際に外出先で何度も出動しているトイレであり、常にストックしている。
昨年は緊急事態宣言下やその後に、家族に関わることでどうしても県外に何度か出向かないとならなかった。不要不急の用事ではなく、とても緊急な用事であった。我が家のナンバーはコロナが少ない地方ではウェルカムではない地域なため、食料を積み、日帰り往復800キロの間は目的地以外は車から降りずに出かけた。目的地ではトイレも借りがたく、準備した非常用トイレを数回使用した。そのとき家族に評判がよかったのがこの「緊急ミニトイレ」であった。
「小」専用であるが、袋自体に吸収機能が付いているので、後から吸収剤の粉を振りまく必要がなく非常に簡便である。排尿後すぐに吸収されるというよりは、一呼吸まって液体がなくなる印象だが、一度吸収された後は袋の壁面が水分を吸収し分厚くなり、横にしても大丈夫である。また、この付属している専用のゴミ袋がこのトイレの形状に適した大きさで、ごみがかさばらず気に入っている。
もちろん、自宅に持ち帰って燃えるゴミに出すのだが、その間車内でいやな匂いを意識したこともない。
ちなみにこれも試したが↑、思いのほか周囲に飛び散るため、子供の排尿中には袋を上にあげてサポートしたりとてんやわんやであった。低い便座を座席において座って出来るとの事だったが、車の座席は平行でもなければ柔らかく安定しないので、排尿中に絶妙なバランスを必要とする。セカンドシートをフラットに倒してこのトイレをおき、おまるの代用として子供が使う以外我が家では用途がなかった。しかし、それよりも緊急ミニトイレを大人がサポートし子供に使わせれば、袋についているやわらかい羽が絶妙な役割を果たし、瞬時に排尿完了である。
ポータブルトイレ系が置けないor使えない環境下では、緊急時のトイレとしての我が家の一押しは「緊急ミニトイレ」である。